なぜジムは続かないのか?
ジムに入会したのに、最初の1〜2か月で通わなくなってしまった……そんな経験はありませんか?
「仕事が忙しくて時間がない」
「通うのが面倒になった」
「思ったほど効果が出ない」
など、ジムが続かない理由は社会人を中心に多くの人が抱える悩みです。
私自身も同じで、5〜6年ジムに入会するのを迷い続け、ようやく通い始めたあとも「今日は行きたくない」と何度も思いました。
ですが、そのたびに工夫を重ねたことで、今では週3回ジムに通い続け、習慣化することができています。
この記事では、「なぜジムは続かないのか?」 という原因を整理し、社会人でも無理なく継続できるための工夫を、私の体験をもとに紹介します。
きっかけは「SNS」と「自分を変えたい」
最初のきっかけは、XやInstagramで鍛えられた身体や、自己啓発的な発信をしている人たちを見たことでした。
「自分もこんな風になりたい」というシンプルな憧れから始まっています。
私はこれまで「平均的に成果は出せるが、突き抜けたものがない」というコンプレックスを抱えていました。だからこそ理想像に近づきたいと思い、大学時代から迷っていたジムにようやく入会を決意しました。
習慣化できた理由
当初は「腹筋を割って、人前でも自信を持って脱げる体になりたい」という思いから始めました。

(*こんなイメージ)
「身体を鍛える=痩せる、体重を落とす」と短絡的に考え、75kgあった体重を5か月で68kgまで減らしました。
しかし予想どおり、週1回なんとなくジムに通い、有酸素運動と食事制限をしていただけなので、体重は落ちてもただ細くなっただけ。理想としていた「バキバキの体」には程遠いものでした。
そこで初めて「体重を落とすだけでは意味がない。筋肉を大きくする必要がある」と気づき、SNSでトレーニング方法を調べるようになりました。
そんな時に目にしたのが、
「ベンチプレス100kgを上げられるのは人口の1%」 という言葉。
「これなら身体をしっかり鍛えられる」「平均以上を目指せる」と思い、ベンチプレス100kgを上げることを目標に設定しました。
目標を立ててからは、まず「ジムに行くこと」を優先し、週1回だった頻度を隙間時間も使って週3回へ。無理な食事制限はやめ、体重は72kgで安定。SNSで学びつつ、自然とベンチプレス中心のメニューになっていきました。
行くのが面倒になった話
ここまで読むと理想的に見えるかもしれませんが、正直、行くのが面倒になる日も多くあります。たとえば、
- マシンが空いているか分からない
- ジムまでが遠い
- 家事など他の用事がある
- 残業で帰宅が遅くなる
そんな日は行かない選択肢もOKと割り切りつつ、翌日は必ず行くと決めました。翌日に行けるよう、家事を前倒しで済ませるなど準備も徹底します。
どうしても今日しか時間がないのに気分が乗らないときは、次の3つで対応してました。
- まず着替える
とりあえずウェアに着替える。「ここまでやったし行こう」と背中を押せます。 - 荷物をまとめて外に出る
玄関を出れば「行くしかない」状態になります。気持ちより行動を優先。 - 土日は必ずジム服をバッグに入れて出かける
たとえ行けなくても“意識が切れない”状態を保てます。
この仕組みのおかげで、面倒な日でも足が向くようになり、気づけば習慣として根づきました。
“やる気が出てから行く”のではなく、“行けばやる気が出る”
——これは本当にそのとおりでした。
成果を「数字」で見る
成果が数字で見えると、やる気は格段に上がります。
私はアプリでトレーニング内容を記録し、重量の推移や通った回数を可視化しました。
数字が伸びるほど「継続できている」という自信になり、周りからも「体大きくなったね」「胸筋すごい」と言われるように。モチベーションがさらに高まりました。
始めた当時はベンチプレス60kgほどでしたが、現在は95kgまで到達。
年内に100kg達成を周囲に宣言しており、その目標が継続の原動力になっています。
継続できない自分を責めず、やり方を工夫する
筋トレが続かないと「意志が弱い」と自分を責めがちですが、続かない原因の多くは**意志ではなく“やり方・仕組み”**にあります。
私も週1回しか通えず「無理かもしれない」と感じた時期がありましたが、目標を数値化する/仕組み化する/記録で管理するといった仕組みを作ることで自然と続けられるようになりました。
もし今「続かない」「迷っている」と悩んでいるなら、とりあえず入会し、やってみるのが良いと思います!
もし、続かなくなってきたのなら、自分を責めるのではなく、どうすれば行きやすくなるかを考えるのが良いと思います。
小さな仕組みの積み重ねが、やがて大きな変化につながると思います!


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