筋肉つかず、痩せ細った経験ありませんか。
「筋トレを始めて1年3ヶ月。プロテインも飲んでいるし、ジムにも通っている。でも、正直なところ、筋肉がついているのか、痩せているのか、よくわからない…」
こんにちは!金融とSaaSの営業を経験し、筋トレを続ける、SSです。
あなたがもし、**「頑張って食事制限したのに、なぜか体脂肪だけじゃなく筋肉まで落ちて、やつれてしまった」**経験があるなら、まさに私と同じ道を歩んでいます。
私も以前、「痩せようと思い食べる量を減らした時は、筋肉つかず痩せ細ってしまった」という苦い失敗を経験しました。当時は、「嫌なことがあっても忘れられる」筋トレの良さを知っていたのに、食事のせいで効果が台無しになっていたのです。
この記事では、忙しい社会人のあなたが、非効率な食事で失敗しないために必要な「PFCバランス戦略」と、「仕事中に使える具体的な食事プラン」を、私の実体験と科学的根拠を交えて徹底解説します。
1. 【衝撃の失敗談】なぜ私は「痩せ細り」を招いてしまったのか?
筋トレ効果が目に見えない最大の原因は、トレーニング量ではなく、
**「食事の量と質」**
にあることがほとんどです。私が筋トレを始めた頃、最大の失敗は「食事を極端に減らすこと=痩せる」と信じていた点でした。
1-1. 私が犯したNG習慣:「とにかく食べない」の罠
私が外勤営業で多忙を極めていた頃、無意識に陥っていたNG習慣がこれでした。
私のNG習慣:
「とにかくカロリーを減らせばいい」と考え、食事量を極端に制限しました。
結果、体重は落ちましたが、同時に筋肉量も大きく減少。
鏡を見ると、ただやつれて見え、「たくましさ」とは程遠い体つきになってしまいました。
1-2. 科学が証明:筋肉は「燃費が悪い」から真っ先に分解される理由
この失敗の背景には、体の生存本能が関わっています。
生命科学的に見ると、筋肉はエネルギー消費量が多い(燃費が悪い)ため、カロリーが不足したり、活動量が低下したりすると、体は真っ先に筋肉を分解してエネルギーを賄おうとします。
これが、活動量が低下すると発生する**「廃用性筋萎縮」**と呼ばれる現象です。筋肉量が減ると基礎代謝が低下するため、「食べないダイエット」はリバウンドのリスクを極限まで高めてしまうのです。
教訓
「私は『食べる量を減らした』結果、体が必要ない『筋肉』を捨てていました。自己管理が徹底しているあなたこそ、食事量ではなく『PFCの質』にこだわりましょう。」
2. 成功の鍵:社会人が戦略的に組むべきPFCバランス
「筋肉を極力減らさず体脂肪を減らしていく」ためには、PFC(タンパク質・脂質・炭水化物)のバランス計算が不可欠です。
2-1. 目指すべきタンパク質目標量:除脂肪体重ベースで考える
体づくりを目的とする社会人は、健康維持の推奨値よりも多くタンパク質を摂取することが理想です。
除脂肪体重(体重から脂肪を引いた重さ)の**2倍〜3倍(g)**を目安に設定することで、筋肉合成を優位に進めることができます。
- タンパク質の目標値: 摂取カロリー全体の**20%〜30%**を確保することが望ましい。
- 目標量の計算例: 除脂肪体重50kgの場合、100g〜150gが理想の摂取量です。
2-2. 炭水化物は必須!集中力維持に必要な適正量
最近は低炭水化物ダイエットが流行していますが、極端な炭水化物カットは集中力や判断力の低下を招きます。
みなさん仕事や勉強で頭を使う業務では致命的です。
- 炭水化物の目標値: 摂取カロリー全体の**50%〜60%**は炭水化物から摂取することが望ましいとされています。
- 脂質の目標値: 摂取カロリー全体の**15%〜20%**に設定し、過剰摂取を避けましょう。
3. 【業務別】仕事と筋トレを両立する1日の食事プラン
活動量や業務形態が異なる社会人のために、具体的な食事の選択肢と戦略を解説します。
3-1. 内勤(デスクワーク中心)向け:集中力と代謝維持プラン
デスクワークが中心のインサイドセールスや内勤営業は、午後の集中力維持と、活動量低下による代謝低下を防ぐことが鍵です。
下記は、参考例です。
| 時間帯 | 食事の目的 | おすすめの選択肢 | 食事のコツ |
| 朝食 | 時短&分解抑制 | プロテインシェイク、ギリシャヨーグルト | 手軽に20g程度のタンパク質を摂取し、一日の代謝をスタートさせる。 |
| 昼食 | 低GI・低脂質 | そば(麺類は高タンパク)、魚介系のパスタ(ペスカトーレ)、棒棒鶏 | **挽肉系(脂質が多い)**は避け、魚介類や鶏肉を選ぶと午後の眠気を防ぎやすい。 |
| 間食 | 集中力維持 | プロセスチーズ、ナッツ類、プロテインバー | プロセスチーズは高タンパク低糖質で優秀。 |
| 夕食 | 疲労回復 | 鶏むね肉、魚介類、豆腐サラダ | 炭水化物は活動量に合わせて量を調整し、タンパク質をたっぷり摂る。 |
3-2. 外勤(活動量が多い)向け:コンビニと外食を攻略するタフネスプラン
移動や飛び込みで時間に追われ、食事場所が限られる外勤営業は、コンビニ・外食のPFCバランスを瞬時に見極めるスキルが必要です。
外勤営業時代の教訓: 飛び込みや移動で忙しいと、つい菓子パンなどで済ませがちでしたが、高糖質・高脂質で午後のパフォーマンスが著しく低下しました。
| 場面 | おすすめの選択肢(コンビニ攻略) | 外食の選択肢(PFCに優れる例) | 食事のコツ |
| コンビニ昼食 | サラダチキン、高タンパクな納豆巻き、そば(タンパク質が多い) | – | おにぎりよりも、そばや高タンパクな麺類を選ぶとタンパク質が多い。 |
| 外食 | サイゼリヤ:若鶏のディアボラ風 (P31g, F17.7g) | サイゼリヤ:リブステーキ (P32g, F28.0g) | リブステーキは高タンパクだが脂質も高い。脂質が気になるなら若鶏や辛味チキンを選ぶ。 |
| 間食 | ギリシャヨーグルト、プロセスチーズ | – | ギリシャヨーグルトは低脂肪牛乳よりも高タンパクで、携帯性も高い。 |
4. 失敗を乗り越える!自己管理マインドと次のアクション
筋トレを「嫌なことがあっても忘れられる」ストレス解消法や、「数字達成のマインド」に活かせているのは、食事という自己管理の基盤があるからです。
4-1. 営業マインドを活かす:「計画性」と「継続性」の重要性
金融時代もSaaS時代も、数字を達成した時のマインドは「計画性」と「継続性」に集約されます。これは食事管理も同じです。
- 計画性: 1週間の食事(PFC)をあらかじめ計画し、仕事の忙しさに流されない仕組みを作りましょう。
- 継続性: 「完璧主義」を捨て、達成目標を「小さな習慣」に落とし込むことが、長期的な成功につながります。
4-2. プロテイン摂取を見直そう:量とタイミングの最適化
私も昔は**「プロテインはたくさん飲めばいい」と思っていました。しかし、この誤解を解消し、「いつ、何を飲むか」を戦略的に変えた**ことが、痩せ細りから脱却する最大の転機でした。
1回あたりの摂取量は20〜30gを目安に、1日を通して均等に摂取することで、筋肉の分解を抑制し、合成を優位に保ちましょう。
結論:あなたの努力を裏切らない食事戦略へ
| 教訓 | 具体的な行動 | 目的 |
| PFCバランス | タンパク質を優先し、炭水化物・脂質を調整 | 筋肉の維持・合成を最大化 |
| NG習慣の排除 | 極端なカロリー制限、プロテインの過剰摂取をやめる | 痩せ細りを防ぎ、効率を高める |
| 業務に合わせた食事 | 内勤:低GIで集中力維持。外勤:高タンパクでタフネス維持 | 仕事のパフォーマンス維持 |
プロテインは「魔法の薬」ではありませんが、正しく食事と組み合わせることで、あなたの努力を何倍にもしてくれます。


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